でた〜!食物繊維のチカラ!
お腹スッキリ!気分爽快!!
不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維。水分を吸収して数倍から十数倍にも膨張し、腸壁を刺激して腸の運動を活発にし、排便を促してくれる食物繊維です。水分を吸収したやわらかくてかさが増えた便はスルリと排出されます。消化されないので胃の中に留まる時間が長く、満腹感を得られ、肥満防止に役立ちます。また、不溶性食物繊維を多く含む食材は、よく噛む必要があるため、歯ぐきやあごを強くして歯並びをよくしたり、早食いの防止、虫歯予防に役立ちます。セルロース、ヘミセルロース、ペクチン質(不溶性)、リグニンなどが不溶性食物繊維の種類です。
穀類の外皮に多く含まれていて、わたしたちが食事から摂取する食物繊維のうち、最も大きなウェイトを占めているのがセルロースです。腸内で有害物質を吸着して排出してくれます。便の核となってかさを増やし、自然なお通じをもたらしてくれます。
米ぬか、小麦ふすま、とうもろこし外皮などの穀物の外皮の細胞壁に多く含まれる食物繊維です。
リグニンは強い酸やアルカリでも溶けず、大腸ではまったく消化、吸収されません。一般的に野菜には少なく、ココアや豆類、イチゴやなしなどに多く含まれています。胆汁酸を吸着して排泄する作用があります。
とうもろこしの外皮に生理機能を高めるための精製処理を施したもので、食品添加用に用いられています。コレステロール値の上昇を抑制する作用があるほか、血糖値の上昇を抑えて糖尿病を防ぐはたらきもあります。クッキーやビスケットなどに添加された製品があります。
甜菜(てんさい)から砂糖を抽出した残りを加工したもので、ペクチン、ヘミセルロース、セルロース、リグニンから構成され、便のかさを増し、便通を促してくれる効果があります。麺類やパン、スナック等に添加されてます。
小麦の皮と胚芽のこと。ヘミセルロース、セルロース、リグニンで構成されています。脂肪、ミネラル、ビタミンEといった栄養素も多く含まれ、シリアルやクッキー、パンなどに添加されています。
グルコースを含む多糖類の総称で、きのこに多く含まれているβ-グルカンがその代表格。β-グルカンは免疫力を高めて生活習慣病の予防に役立ちます。
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維でヌルヌルしていて腸管内で高粘度のゲルを形成する。コレステロールの吸収を抑制したり、食後の血糖値の急激な上昇を抑えるはたらきがあり、生活習慣病の予防に効果を期待できる食物繊維です。
りんごや柑橘類の果皮など、果物に多く含まれる多糖類。果物の酸味の元である有機酸や砂糖と反応してジャムやマーマレードをゼリー状に固める作用があります。大腸内の乳酸菌を増やして有害な物質を対外に排出し、大腸がんの予防に役立つほか、胃腸薬にも使用されています。
よく知られているコンニャクマンナンはこんにゃくいもの塊茎に含まれる多糖類で、主な成分はブドウ糖とグルコマンナン。グルコマンナンはダイエット食品などに良く用いられていますよね。
昆布やワカメなどから抽出されるアルギン酸、てんぐさなどから抽出される寒天、アイリッシュモスという紅藻類から抽出されるカラギーナンがあります。アルギン酸は海藻のあのヌルヌルした成分の中にある多糖類のひとつで、コレステロールの吸収を抑えたり、血圧を降下させるはたらきがあります。フコイダンも海藻多糖類です。
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