でた〜!食物繊維のチカラ!
お腹スッキリ!気分爽快!!
食物繊維はからだの構成成分やエネルギー源とはならないために、以前は『役に立たないもの』と軽視されていました。しかし、現在では『人の消化酵素で消化されない食事中の難消化成分の総称』と定義されています。胃や小腸で消化されることのない食物繊維は大腸へと送られて、有害な物質を体外に排出したり、栄養素の吸収を緩やかにしたりするなどの作用が認められ、機能性成分として重要視されています。食物繊維が不足すると便秘を引き起こしやすくなり、便秘は吹き出物やニキビといった肌のトラブルを招く要因となります。
また、食物繊維が多ければ、便は適度な柔らかさを保ち、直腸に達した際には直腸を刺激して便意を促してくれます。しかし、偏った食事やダイエットを目的とした食事回数の制限、朝食を食べない習慣などによって食物繊維が不足すると、直腸内の内壁を充分に刺激することができず、便意が乏しくなって自力での排便が困難になるばかりか、発がん性物質などの有害な物質を体外に排出することもできなくなります。
私たちが食べたものは、大腸で水分が吸収されて残りが便にになりますが、水分の摂取量が少ないと大腸で余計に水分を吸い取られてしまうので、当然、便は硬くなります。硬くなった便を無理やり出そうといきんで、肛門が切れたり痔になった経験をお持ちの方も中に入ることと思います。こうなると、トイレに行くのが苦痛になり、ますます便は硬くなるといった悪循環にはまり、便秘がなかなか解消されない事態を招いてしまいます。
逆に水分を多くとりすぎても、大腸は水分を吸収しようと一生懸命になってしまうので、いい結果が生まれません。じゃぁ、一日にどれくらい水を飲めばいいのか?ということになりますが、私自身の考えとして個人差があると思います。日ごろから便の硬さと摂取した水分の量について関心を持ち、ベストな水分摂取に心がけてください。そして、食べ物から摂取した食物繊維が水分を吸収して膨張し、適度なやわらかさを持った便をつくってくれるので、食物繊維と水分補給、これが快便に欠かせない要素ですよ!
腸は非常にデリケートな部分で、仕事や恋愛などの生活環境の変化による精神的なストレスを受けると、腸の働きに影響が出ます。精神的ストレスや緊張でおなかをこわした経験ってありますよね!?
大腸を通る食べ物の速さの違いで、ひとは便秘や下痢を起こします。腸をゆっくりと通過すると、それだけ滞在時間が長いので便に含まれる水分はどんどん吸収され、かたくなって便秘を引き起こします。逆に、腸を早く通過すると水分が充分に吸収されずに下痢を引き起こします。この通過スピードをコントロールする大腸の運動は、自律神経に支配されて自動的に行われています。自律神経は精神的なストレスや緊張と深くかかわっていて、極度のストレスや緊張は大腸の運動を乱して便秘や下痢といった症状をもたらすこととなるのです。
便秘解消のため、ストレスはためすぎずに適度に発散し、長時間悩み過ぎないように努力しましょう。
トイレに行きたいと便意を感じたのに、トイレに行かない。これも便秘を招く原因のひとつです。
我慢することは排便のメカニズムを乱し、便意の感覚が鈍くなって、最悪の場合は便意そのものを感じなくなるといった事態を招きます。便意を感じないのだから、トイレに行かなくなるのは当たり前。便意を感じたら、きちんとトイレに行くことを心がけてください。
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