でた〜!食物繊維のチカラ!
お腹スッキリ!気分爽快!!
さまざまな健康番組や健康雑誌で納豆が取り上げられるますが、便秘解消の点からも納豆は優秀な食材です。50g入りの納豆1パックで、食物繊維3.35gが摂取できます。数字を聞いてピンとこない方も多いでしょうが、これは結構大きい数字です。1日の目標値を食物繊維25gとすると、約1/7が摂取できてしまいます。中ぐらいのりんご一個よりも多い食物繊維です。
これを活用しない手はありません!ぜひ、一日1パックは納豆を食べるようにしましょう。ひきわり納豆だと若干食物繊維の量が落ちますので、できれば普通の糸引き納豆がおすすめです。
また、納豆にはムチンという、あの粘りの成分が含まれています。ムチンは胃の粘膜をうるおして保護したり、肝臓や腎臓の機能を高め、細胞を活性化して老化防止にはたらくほか、便秘改善にも有効な栄養成分です。
納豆はビタミンB2も多く含んだ食材です。ビタミンB2は、美肌作りに欠かせない粘膜や皮膚を守る美肌ビタミンのひとつ。サプリメントを利用している方もいると思います。
細胞膜は脂質とたんぱく質からできていますが、ビタミンB2はアミノ酸の合成と脂質の代謝にはたらく栄養素。ビタミンB2が不足すると代謝し切れなかった脂質が毛穴に詰まって炎症を起こし、大人のニキビができてしまいます。さらにちょっとしたことで細胞膜が傷つき、炎症を起こして脂漏性皮膚炎を招くこともあります。また、ビタミンB2には細胞膜を構成する脂質が活性酸素で酸化され、過酸化脂質になるのを防ぐはたらきもあり、女性にとって大事な栄養素のひとつです。
このビタミンB2を多く含んだ納豆は、便秘解消以外にも、美肌作りのためにも毎日とりたいです。
納豆と健康との関係は、テレビや雑誌でよく紹介されているので、ここでは簡単に。
まずはナットウキナーゼ。納豆だけに含まれる酵素で血栓を溶かす役目をもち、動脈硬化の予防にはたらいて、脳梗塞や心筋梗塞などの怖い生活習慣病の予防に注目されています。
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用をするので、更年期の諸症状の改善に有効です。納豆60gを食べると一日の摂取量をクリアできます。
便秘にも健康にもいい納豆ですが、医師に確認してから出ないと食べられない方もいます。
納豆に含まれるビタミンK2には、ナットウキナーゼとは反対の血液凝固作用があります。血栓は血液の溶解能力が低下するためにできるものであって、ビタミンK2を摂取しても血栓ができる心配はありませんが、血栓症などでワーファリンという抗血栓剤を処方されている方は、医師に確認をしてください。
ワーファリンはビタミンK2のはたらきを抑えるので、作用が相反することとなり、薬の効果が弱まってしまいます。
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