でた〜!食物繊維のチカラ!
お腹スッキリ!気分爽快!!
日本では、昔、ヒシマ油というトウゴマの種子からとった油が、小腸を刺激して排便を促すとして子どもの便秘薬としてよく使われていた経緯があります。このヒシマ油と同じように小腸を刺激して排便を促す効果があるのが"オリーブオイル"。
イタリアでは便秘予防としてスプーン一杯のオリーブオイルを子どもの与えているそうです。地中海沿岸の国々では、紀元前からオリーブオイルの効果を知っていました。近年では、オリーブオイルの何が便秘に対して効果があるのかが検証され、結果として主成分であるオレイン酸が関与していることが分かってきました。オレイン酸は小腸で吸収されにくいので、その分、腸を刺激して便秘に有効だということ。また、オリーブオイルが腸の中で潤滑油的な役割を果たし、便のすべりを良くするという相乗効果も期待できるようです。
慢性の便秘でお悩みなら、朝食に大さじ2杯のオリーブオイルを取り入れてみてください。慢性の方は何を試しても効果を得づらいはずなので、2週間は根気よく実施する必要があります。
オリーブオイルを使用している地中海沿岸の国々では、オリーブオイルを飲む習慣がある家庭も少なくありません。でも、慣れていない私たち日本人は抵抗がありますので、料理に使用するのがベストだと思います。いろいろな使用方法がありますが、わたしは、前日の夜にあらかじめオリーブオイルを使ったパスタのソースを作っておき、それを翌日の朝にゆでたパスタにかけて食べる方法をよくやりました。ドレッシングにしてサラダにかけるのもいいですが、大さじ2杯はそこそこのボリュームなので、皿のそこに残ったオイルも飲む必要があります。大さじ1杯をサラダドレッシングに、残りの1杯をスープに入れて飲むのも摂りやすくていいと思います。
オレイン酸を含む油はオリーブオイル以外にも店頭に並んでいますが、含有量が圧倒的に違いますので、オリーブオイルが原則です。オレイン酸は抗酸化作用も持っていて、お肌や健康の敵である活性酸素を除去してくれます。また、おなじく抗酸化作用のあるビタミンEも多く含むオリーブオイルは老化防止に役だち、生活習慣病の予防や美肌作りに欠かせない栄養素です。
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